資源として見直されたカンガルーの産業背景


ブッシュフードやカンガルーが持ち合わせている機能性から、これら食材は見直され、今では多くのオーストラリアのレストラン・スーパーが取り扱う食材となっています。

具体的に、なぜ見直されたのか?

1.オデア博士の研究などで、他のお肉には見られない魅力的な機能性がカンガルー肉にあるということが明らかになったこと。

2.オーストラリアの外来種である牛や羊に比べて、固有種であるカンガルーが環境に優しい家畜オプションであるとわかったこと。

3.食材としての肉質が良く美味しいこと、皮革の需要がもともと高かったこと。

が大きな理由です。

このような背景からオーストラリア政府ではカンガルーを「資源」として捉え、重要な産業の一つとして発展を支援しています。

では、カンガルーよりどのような製品ができるのか?

やはり他の畜産同様、「肉」と「皮」が大部分使われます。以前は南オーストラリア州でしか合法でなかった食肉は、現在オーストラリア国内のほとんどの大手スーパーで買うことができ、日本を含む世界70カ国に輸出されています。

豪州スーパー食肉売り場

【オーストラリアスーパーのカンガルー肉売り場の写真】

また、カンガルーの皮革製品は最も強度のある軽量の革だと認められており、高級スポーツシューズに使用され、トップアスリートが好んでカンガルーレザーを使うのもそのためです。

スパイク①スパイク②

 

【カンガルーレザーを使ったスポーツシューズ】

 

 

ちなみに、オーストラリア・日本を合わせてもカンガルー皮革・食肉を総合的に取り扱っている企業は当社だけです!